2008年11月11日

タイタンの妖女

村上春樹の全作品を読んできて、しかも大学でそれなりにのめり込んでいた俺が、カート・ヴォネガット・ジュニアの作品を今までひとつも読まなかったのはなぜだろう?村上春樹関連の書物には必ずと言っていいほどヴォネガットの名が挙がっていたし、それを見逃すほどバカな学生でもなかったと自分では思っていたのに。

今回、未だうずたかく積みあがっている「積ん読」の中からこの一冊を手に取ったのは昨日の深夜2時のことだった。(正確には、日付が変わって今日の2時だ。)理由はとくにない。『恩讐の彼方に・忠直卿行状記』を読み終わってなにげなくあらすじを読んでいたらそれはもう始まっていた。そして午後には読み終わった。そう、徹夜してもうたのである。久々のことだった。

読み終えたあと、俺はヴォネガットのファンになっていて、Amazonでめぼしい著作を注文していた。そしてなにげなくウィキペディアで「ヴォネガット」と検索してみて、彼の誕生日がまさに今日であることを知らされ、雷に打たれたみたいな感覚を覚えたのだった。。。



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