2009年6月11日

1Q84: 旧作の顔ぶれ

そろそろ『1Q84』で引っ張るのに区切りを付けたいので、全体を通して見かけたハルキオールスターズ(人物以外も含む)をちょこっと書きます。まんまだったり、強引だったり、チョムゲの主観がかなり入っていることは了承した上で聞いてください。

Book 1, P.97
頭のいい十代の少女は時として本能的に演技をする。
→『ノルウェイの森』レイコのピアノの教え子

Book 1, P.209
ときおり聞き慣れない甲高い鳥の声が聞こえた。しかしその鳥の姿を目にすることはできない。
→『ねじまき鳥クロニクル』ねじまき鳥

Book 1, P.233
世界の終わり?

Book 1, P.271
彼らは神のことを「お方さま」と呼んだ。
→「神の子どもたちはみな踊る」(『神の子どもたちはみな踊る』所収)お方さま

Book 1, P.332
「ねえ、今ちょっと炒め物をしているんだ」と青豆は言った。「手がはなせないの。あと三十分くらいしてから、もう一度電話をかけなおしてもらえるかな」
→『ねじまき鳥クロニクル』スパゲティを茹でているときにかかってくる電話

Book 1, P.366
「めくらのヤギからでてきた」
→「めくらやなぎと眠る女」/「めくらやなぎと、眠る女」タイトル

Book 1, P.391
「(略)それが私のやり方です。やすやすと殺したりはしません。死なない程度に間断なく、慈悲なく苦しめ続けます。生皮を剝ぐようにです。(略)」
→『ねじまき鳥クロニクル』皮剝ぎボリス

Book 2, P.40
牛河は背の低い、四十代半ばとおぼしき男だった。

Book 2, P358, 第17章章題
ネズミを取り出す
→初期3(4)部作 鼠

Book 2, P.379, 第18章章題
寡黙な一人ぼっちの衛星
→『スプートニクの恋人』タイトル

Book 2, P.411
さなぎの中にいるのが少女自身であることを、少女は発見する。
→『スプートニクの恋人』ミュウ(ドッペルゲンガー)

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