2009年6月11日

1Q84: 千倉

Book 2, P.161で、どこに行くというあてもなく電車に乗った天吾が、突然、自分が何をしようとしていたのかに思い当たるシーンがある。そしてそれは南房総の千倉という海辺の町へ父親を訪ねることだった。

俺はほんとうにビクリツしてしまって。

このブログのそもそもの書き始めというか立ち上げのきっかけとなったのが、圭子と二人で千倉へ行った旅行記だったからだ。(顔写真など、載せっぱなしではまずかろう諸事情から、その記事はまるごと削除しちゃったんだけど、ハナからここを読んでくれている方々は絶対わかってる。)

だから、すぐ圭子にメールで聞いちゃった。旅行先の話で「千倉」を先に持ち出したのは俺だった? 圭子だった?

圭子だった。

あらまー、どうしたことだろう。なんという偶然。南房総で館山とかじゃなくなぜあえて千倉行っちゃったんだろう俺たち?

すごく良いところだったよ。オーシャンビューの部屋でさ、歩いてちょうどいい距離にちょうどいい飲み屋があってさ、酔っ払って二人で寝転んで夜空見上げたら星がボトボト落っこちてきそうでさ。圭子なんか何を思ったかケータイで写メとろうとして、あれ、写らないとか言って、写るわけねーじゃんwwwって俺が言ってさ、心のフィルムに焼き付けてどうのこうのとかなっちゃってさ。まあ、セックスして寝たんだけどさ。

話が逸れたね。戻す。

あえて村上春樹と千倉を結びつけるとすれば、そこに安西水丸画伯を立てればなんとか説明できる。村上氏のエッセイなどでたびたびお目にかかるイラストレーターだ。彼の出身がたしか千倉だとどこかで読んだ記憶がある。今のところその線が一番有力らしく思えるし、それ以外にちょっと思い当たらないんです。困ったことに。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

うん、ありゃ熱い夜だったwww
また行こう!同じとこw

チョムゲ さんのコメント...

>けーこ
時期的にも良かったんだよねー。良すぎたくらい。夏と秋のちょうどあいだで。

また行こう!
極端な話、もう1回、まったく同じ内容の旅でもいいくらいだぜw