2008年11月12日

さまよう刃

時代物、海外ものと読んですこし疲れてしまったので、東野圭吾でも読むかと思った。さいわい、積ん読の中に東野作品があったので手に取った。それが今日の午前。気がついたら500ページ弱すべて読み終わっていた。いちいち言わなくてもいいかもしれないけど、それだけぐいぐい読ませられたってこと。

妻に先立たれた長峰の心の支えであった一人娘の女子高生・絵摩が殺された。彼女をレイプし殺害したのは未成年の少年グループだった。謎の密告電話に教えられて長峰が行ったアパートには、絵摩の遺留品と彼女がレイプされている模様を録画したビデオがあった。そこに映っていたものは父親が最も見たくないものと、犯人たちの姿だった。気が狂いそうになっていたそのとき、アパートの住人である犯人の少年が帰宅してしまう。長峰は少年をメッタ刺しにして陰部を切り取り逃走、さらにもう1人の犯人を捜しに出る。少年は少年法によって「裁かれる」のではなく「保護される」のだ。犯人が警察に逮捕されてしまえば長峰の復讐は果たせなくなる。犯人は逃亡、それを長峰が追い、さらにそれを警察が追う。マスコミが追う。

俺が読みながらどう思ったか、読み終わってどう思ったか書くと、それだけで未読の方に申し訳なくなってしまうため、感想は控えるわ。本当は書きたいんだけどね、すごく。Amazonのレビューに多少ネタバレを含むものがあったので、どうせ読まない、という人は下記リンクより。↓



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