2009年12月27日

延長戦に入りました



ごめんなさい、関係ない話をふたつしてから本文に入ります。

デビ夫人がもし「ビデ夫人」だったらと思うと夜も眠れません。

あと、床屋さんなり美容室へ行って「えーと、揃える程度で。」って言ってなるたけ切ってもらわないようにしてやってもらって即、別のお店で同じことを頼み、またすぐ次のお店で同じように頼んで・・・ってやっていったら、どこでストップがかかるんでしょうか。丸坊主、いやスキンヘッド? もしくはどこかの一点で「帰れ」って言われるんでしょうか。

どっちも、いつか誰かに話そうと思いつつ、しょうもなさすぎるのでためらっていた話題です。

では本題。


この本を、どうしても何らかのジャンルに振り分けてよと言われたら、「スポーツ・エッセイ」って答えるしかないんだけど、「~だけど、」を語尾に付けないとフェアじゃない気がする。いわゆる「イイ話」なんかひとつもなくて、下手するとこれ読んで怒り出す人もいるかもしれない感じ。早い話が、茶々を入れてるわけです。

スポーツって、けっこうみんな真剣でしょう。あるいは観る時もけっこうマジになるでしょう。国際試合ともなると「サムライどうのこうの」とか言いはじまるし。まあ、そこまで行かなくても、たとえば学生のころに部活でやってたスポーツに関してはちょっと黙ってはおれんぞ、っていう空回りは誰しもしかねないんじゃないでしょうか。だからこそ、本書での茶々が余計に面白く感じるのかも。

なんでレスリングのタイツはいっつも乳首がはみ出てんの、なんかわけでもあるの? みたいな、アマレス選手が読んだらタックルかまされそうな疑問は、大多数のレスリング未経験者の笑いを誘う。そういう「一歩間違えば不謹慎」っていう内容のエッセイです(実はもうすでに一歩間違っちゃってるんじゃないかこれは、っていうようなのもある)。

とはいうものの、いろんなスポーツが登場するわりに、けっこう著者自身のネタが多いな、と思った。だから、とっかかりは全部スポーツからなんだけど、実の内容は「著者の青春時代」から「日本人って・・・」、果ては「人間というもののおもしろさ」みたいなところまでいってると思う。もうスポーツはきっかけにすぎないんじゃないか、ぐらいの。

そんなん言っても、好き嫌いはあるかもしれない。だって、今のまとめたら「人間に茶々入れてる」ってことだかんね(笑)。ふざけないでよ!って、なる人はなるよね(笑)。

でも、あるあるネタ的なおもしろさっちゅうのは誰しもわかるんじゃないかと思う。本書のそういうとこだけしか読まない、それ以上は考えない、っていうんでも全然オーケーかも。



ここから余談ですが、
俺が個人的に(あるあるw)ってなったのは柔道のくだり。
で、柔道の話に戻ると、寝技のやっかいな点は、ハタから見ると特に「身動きできない」とは思えないところにあるような気がする。みなさんも薄々そう思っているのではないだろうか。

ただ、覆いかぶさっているだけじゃーん。必死にもがけば逃げられるんじゃないの。

それは甘いと言わざるをえない。私は柔道も経験しているが、有段者に袈裟固めなんぞ決められた日には腰から上はピクリとも動かないし、胸を合わせられると呼吸も困難になるほどである。とてもじゃないが逃げられるものではない。
これはw、とニヤリとしてしまった。こないだの旅行先で圭子に袈裟固めかけたことを思い出して。(俺は別に有段者じゃないし、だから有段者はえらいんだぞとか、そういうアホみたいなことを抜かすつもりはないんだけどさw)

圭子「いやいや抜けられるっしょー」
俺 「いやあー、どうかなー、たーぶん、無理だとー、思うよー」
圭「えー、じゃあちょっと、かけてよ」
俺「いや、いいよ」
圭「おもっきり、来ていいから」
俺「無理だって」
圭「(タタミにごろんと寝転びながら)ほい、来い」
俺「えー、じゃあ、ちょっとだけだよ?」
圭「いいから早くしろ」
俺「(のそのそ)(袈裟固めを決め)じゃあとびー、はじめって言ってw」
と「・・・はじめ!」
圭「パンパンパンパン!!(←俺の背中タップ)」

まあ、寝技ががっちり決まってからはじまる試合なんてフツー無いから。そりゃ無茶っていうもんだから。



ちなみに(順番忘れたけど)お互いかけあったんだよね。そっちのバージョンも書いておくわ(笑)。

圭「いやいや抜けらんないっしょー」
俺「いやあー、どうかなー、たーぶん、抜けちゃうとー、思うよー」
圭「えー、じゃあちょっとかけさせてよ」
俺「いや、いいよ」
圭「おもっきり、かけっから」
俺「抜けれちゃうって」
圭「ほい、来い」
俺「(眼鏡外しながら)えー、じゃあ、ちょっとだけだよ?」
圭「いいから早くしろ」
俺「(のそのそ)(袈裟固めを決められ)とびー、お願いw」
と「・・・はじめ!」
俺「スポン!(←抜けた)」



・・・と、そんなこんなで、圭子も晴れて本書の柔道ネタでニヤリとできるようになったわけですね。俺はふくらはぎがベジタリアンになっちゃったっつって。

ホント、何やってんだかねー(笑)。

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