2010年11月28日

愛を乞うひと



虐待は親から子へ、子から孫へと世代間連鎖(しかも負の連鎖)していきがちだとされてますが、果たして本作の主人公はその鎖を断ち切れるのか。


本作は大まかに、母子の虐待とその癒しを描くパートに分かれています。


主人公の負う心の傷の成り立ち(要は被虐)を描いているパートが、観る人によっては過激で、少々しんどいかもしれない。あるいは正視できないかもしれない。

大人になった主人公のパートでは、彼女は傷を癒す決意をして、「娘を連れて」ルーツの台湾へ(父の遺骨探しに)出かけたり、さらに終盤では母を訪ねてゆきます。そのあとどうなるの?と気になる方は観るべし。そういう方こそ観るべし。

また、タイトル「愛を乞うひと」についてですが、これは、虐待されて育った「子」である主人公のことであるとも言えるし、虐待した「親」のことであるとも言えると思う。

0 件のコメント: